前回の記事でフィッシングカヤックの購入を検討していることを話しました。
そこで、ざっと考えるだけで8つほどの疑問点が出てきました。
- どのタイプのカヤックがいいのか
- どのメーカーのカヤックがいいのか
- 車載できるのか
- 保管にどのくらいのスペースが必要なのか
- 安全性は高いのか
- 耐用年数はどのくらいなのか
- 予算(初期費用)はどのくらい必要なのか
- ランニングコストはどのくらいかかるのか
今回は、一番最初の疑問点「1.どのタイプのカヤックがいいのか」を解消していきたいと思います。
「1.どのタイプのカヤックがいいのか」
フィッシングカヤックといっても、ネットで調べてみると様々な種類があります。
調べていくうちにフィッシングカヤックは、カヤックの形状から2つのタイプ分け、フィッシングカヤックの動力から3つのタイプ分けが存在することがわかりました。
Part1では、カヤックの形状より2つのタイプについて紹介していきます。
シットインカヤック
シットインタイプのカヤックは、船体の中に体を入れて座るタイプのようです。オリンピック種目のカヌーのようなイメージのようです。では、シットインタイプのカヤックのメリットとデメリットは何でしょうか。
メリット
シットインタイプのカヤックのメリットは、2つあるようです。
1 .小回りが効くこと
小回りが効くと言うことは、狭い所や変化に富んだ地形のポイントでも扱いやすいと思われます。釣りをする上で、小回りが利くことは釣果に直結する大きな利点となります。
つまり、淡水域(バス釣り)のように狭いところや地形の変化が激しいフィールドでの釣りは直進性より操作性が優れる方が釣りがしやすくなります。
2.艇が軽量であること
カヤックフィッシングは、ほとんどのユーザーが駐車場から水辺まで艇を自分の身一つで運ぶことになると思います。
なので「持ち運び易いか」は、この遊びにおいて重要なファクターです。
(遊ぶまでの準備がめんどくさいと続かない・・・。)
デメリット
1.積載量がかなり少ないこと
釣りは何かと荷物が必要です。煩悩が出てくるからです。
曇ればこのカラーが必要・・・
ラインは4ポンドと7ポンドがあったほうがいい・・・
リールはスピニングとベイト両方必要・・・
ジグも必要だがワームも・・・
生き餌用の仕掛けも・・・
一度海に出たらなかなか陸には戻れません。となると色々持ち込む必要があります。
よって、積載量が少ない事は致命傷です。
2.安定性が低いこと
シットインタイプは、バランスを取ることが難しいという情報を多々見かけました。
野池のように水面が比較的安定しているフィールドであれば良いですが、海のように波や風にさらされる水面が安定していないフィールドも想定するのであれば、バランスが悪い艇は命に関わり検討の余地がなくなります。
3.転覆した際に再乗艇が困難なこと
どうやらコックピットに水が侵入してしまい、沈んでいってしまうようです。
釣りでは、致命的なデメリットです。
自然を相手にする遊びですから、どんなに気をつけていても転覆の可能性を排除する事はできません。転覆してから再乗艇できないのは命に関わり、致命的なデメリットです。
シットオンカヤック
名前の通り、シットオンタイプは、コックピットが設けられているわけではなく、カヤックの上に乗艇するタイプのことを言うようです。フィッシングシーンではこのシットオンタイプのカヤックを使うのが一般的のようです。
では、シットオンタイプのカヤックのメリットとデメリットは何でしょうか。
メリット
シットオンタイプカヤックのメリットは3つありそうです。
1.安定性が高いこと
海での釣りであれば常に波と風にさらされ、不安定な環境下で釣りをしなければなりません。安定性が高いということは、安全に使えるということになります。
2.積載量が多いこと
海での釣りを想定するのであれば、タックルやクーラーボックスなど、釣り道具が多くなりますので積載量が多い事は大きなメリットです。
3.再乗艇が比較的容易であること
シットオンカヤックは、万が一転覆したときでも再乗艇出来るようです。
ただ、シットオンカヤックであっても再乗艇には技術が必要となるようで、事前に練習し身に付けておく必要がありそうです。
デメリット
デメリットについては3つありそうです。
1.カヤックの自重が重いこと
重い物では30キロになるそうです。よって、シットインカヤックに比べるとかなり重く、1人で運んだりすることが難しそうです。
2.保管場所の確保が困難であること
大きいもので4メートルあるそうです。約乗用車一台分の長さでしょうか。
実家がある長野のような田舎であれば、置く場所はいくらでもありますが・・・。
都内で買うことを検討するとなると、どうしても保管場所の確保が頭を悩ませます。
駐車場代を払えば良い話ですが、そうなるとランニングコストがかさみます。都内の駐車代は1.5万円程度が相場です。(一ヶ月1.5万円ですと1年で18万円。当然、冬は海に出られないわけですから、約5ヶ月、使えないのに7.5万円払わなければならない。どう考えても現実的ではありません。)
ちなみにマリーナに預ける方法もありますが、一ヶ月1.2万円ほどと高額なうえ、マリーナに行かないとカヤックを使用できないとなると使える範囲が制限され、検討の余地がありません・・・。
3.艇の値段が高いこと
下位機種であれば、10万ほどからありそうですが、安全面を考えると中級機種以上にはしたい・・・。となると20万〜となりそうです。
結果
以上のことを踏まえると、海でのフィッシングシーンに適しているカヤックは、シットオンタイプといえそうです。
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