今回は、僕が国府津海岸などで小型〜中型の青物用に使用している「STLS-1032ML30-KR 」のレビューをしてみたいと思います。
アブ・ガルシア / Abu Garciaのホームページには、以下のように紹介されています。
【お手軽、ライトショアジギングモデル!】
堤防から手軽に青物回遊魚を狙えるライトショアジギングモデル。
軽めの20g前後のジグがベストマッチ!
ターゲットはハマチ・シオ・サゴシなどの青物をはじめ、マダイ、ヒラメ・マゴチ・シーバスといた小型、中型クラスが楽しめます!
もちろん不意の大物にもしっかり耐えるバットパワーを持っています。
ライトだからミノーやトップウォーターも使い易い!
また10g以下のマイクロジグにも最適。
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/salty-style-lightshorejigging.html
ロッドのスペック
継数:2 長さ:10’3″/3.12 自重:170 ルアーウエイト: 10-40g PEライン:0.8~2.0 硬さ:ML(ミディアムライト)アクション:レギュラーファースト
ロッドの特徴
全長は10’3”と長め
ロッドは長ければ長いほど、飛距離が出ると言われています。ただ、長ければ良いと言うものでもありません。長ければ長いほどその扱いが難しく、釣りをする際のストレスになります。このロッドは、10’3”と一般的なショアジギングロッドより長めの設計になっていますが、その長さを感じさせないほどの軽快さがあります。
自重は170gと平均的
ロッドの自重は、ショアジギングのように一日中しゃくる釣りでは重要なポイントになります。このロッドは、ロッドの長さから考えれば軽量であり、1日中しゃくっても苦にならない重さです。
見た目は◎
価格からすれば、チープに見えてしまっても仕方がない値段です。が、それを感じさせない、デザインと品質です。昔とは違い、値段が高い=高級感があって性能が良い と言う時代は終焉に向かっているのかもしれません
使ってみた感想
飛距離◎!ベストなルアーウエイトは20g!
表記上、10g〜40gと記載されています。私が試したルアーウエイトは、上が40g下が10gです。この範囲内であれば投げることは確認できました。
そして、色々なウエイトのルアーを試しましたが、
このロッドの能力が最大限発揮されるルアーウエイトは、20gです。
微風であれば、20gのルアーを100m以上飛ばしてくれます。
10g以下のマイクロジグはさすがに・・・!
アブ・ガルシア / Abu Garciaのホームページには、「10g以下のマイクロジグにも最適」と記載がありますが、最適ではないです。投げるのには、少し無理があります。(投げられないわけではありません・・・。)
40gのジグは投げるのに勇気がいる!
このロッドの最大ルアーウエイトです。投げられないこともないのですが、中間部から穂先にかけてパワーがないので、投げる時にロッドがブレてしまい、ルアーをうまく投げることができません。また、力一杯投げるとロッドが折れてしまうのではないかと不安になります。
ラインはPE0.8号がオススメ!
ラインの推奨は0.8〜2.0になっています。僕のオススメは、0.8号です。色々な太さのラインを使用してみましたが、0.8号が一番このロッドの性能を引き出してくれます。スペック表記では、0.8号が最小として表記されています。
キャストはスムーズ!
ロッドが長いため、しなりを効かせながらキャストすることができます。よって、余計な力を加えずとも、スムーズにキャストできます。
アタリは明確に伝わる!
理由はわかりませんが、ワカシの小さいあたりであっても手元に気持ちよく伝わります。
フッキングはオートマチック!
ティップ部分はしなやかであるため、フッキングはオートマチックです。
オートマチックフッキングのイメージは、アタリがあってもそのまましゃくり続けるとで魚が勝手に針に掛かってくれる感じです。
なお、オートマチックにフッキングしている状態だと針の掛かりがあまいことがあります。なので、オートマチックフッキングされ、魚の重みを感じたら、魚の口にしっかりと針をかけるイメージで何回か強めのフッキングを入れます。これによって、高いキャッチ率を確立できます。
オートマチックフッキングの最大のメリットは、アタリがあった際に大きい合わせをする必要がないことです。よって、魚が針にかかるまでルアー本来のポテンシャルを最大限に引き出しながら泳がせることができます。(魚の活性が高ければ、あまり関係ありませんが・・・。)
ルアーをしっかりと動かせる!
ショアジギングにおいて、重要なのが飛距離です。が、飛距離が出れば出るほどラインが波や潮、風の影響を受けて弛んでしまいます。そのため、力がルアーにうまく伝わらなくなります。しかし、ロッドが長ければ長いほど、短いしゃくりでルアーの移動距離が長くなるので体への負担が軽減されます。
例:
1Mのロッドを45度しゃくった場合
2πr×(45÷360)=50.24
2mのロッドを45度しゃくった場合
2πr×(45÷360)=100.48
当然ですが、2倍の移動距離になります。
リールは2500番台のハイギアがおすすめ!
リールはショアジギングとしては小さめの2500番台がおすすめです。私は、ダイワのフリームス(LT2500S-XH)にPE0.8号を200メートル巻いています。
ルアーをキビキビと大きく動かす釣りには不向き!
ロッドが長く、ティップに柔らかさがあるのでルアーを大きくキビキビ動かすのには不向きです。
根に潜られる様な釣りには不向き!
大きい魚を根から引き離せるほどの強いバットパワーがあるわけではありません。よって、根がありサイズが大きい魚も混じる様なフィールドには不向きです。
国府津海岸に行くならこれを持ってけ!
まさに、国府津海岸向きなロッドです。
急遽、友達と国府津海岸へ釣りに行くことになった・・・なんて言うときは迷わずこれを購入したらいいと思います。
また、初心者の方、また年に1回しか釣りに行かない・・・なんて人にもおすすめです。
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