日本で2人乗り(タンデム)カヤックを所有、実際に使われている方を見たことがありません。(検索しても出てきません・・・。)
そんな情報が皆無の2人乗り(タンデム)カヤックを今年の5月に購入しました。
今回の記事は、2人乗り(タンデム)カヤックを購入するならどこのメーカーがいいの??
について書きたいと思います。

2人乗り(タンデム)カヤックを購入するならメーカーはここ!
メーカーはここ!
2人乗りカヤックを購入するのであれば、メーカはホビー社が一番良いと思います。
その理由は3つあります。
理由1:ミラージュドライブ
2人乗りカヤックは、動力が何であるか非常に重要です。
例えば、オールで動力を得るカヤックを例にします。
推進力を得るために、パートナーと息を合わせてオールを漕がなくてはなりません。慣れないうちは前に進むのも一苦労です。釣り場に着く前に「前に進まないわ」「変な方向に行ってしまうわ」で疲れてしまい釣りどころではありません。
推進力がプロペラである場合、どうでしょうか。2人のうち1人が漕ぐのをやめて休憩すると、プロペラが水の抵抗になり、漕いでいる人の負荷が倍増してしまいます。これでは、移動の最中に喧嘩になりかねません・・・笑
では、お勧めのホビー社からリリースされているミラージュドライブはどうでしょうか。
漕ぐ際に息を合わせる必要はなく、方向付けもラダーで安易にできます。足こぎですので、常に安定した推進力を得ることができ、一方が漕ぐことを休憩しても、ミラージュドライブ自体が水の抵抗になることはなく、漕いでいる人の負荷が増えることはありません。
よって、2人で漕げば2馬力、1人が漕げば一馬力、スピードが変わるだけで、漕ぐ負荷は変わりません。
素晴らしいですね!
理由2:カヤックの安定性
カヤックは、安定性に不安がある乗り物です。そこに2人も乗艇すれば、バランスを取るのは容易ではありません。
しかし、ホビー社の2人乗りカヤックは、どのランクからリリースされている艇であっても抜群の安定感で、後ろを振り返ったり、立って釣りをしても転覆しません。
1人乗りでも不安定なカヤック・・・。2人乗りカヤックでは、さらに不安定になります。だからこそ、少しでも安定性の高いカヤックを購入するべきなのです。
理由3:信頼性
ホビー社以外を知らないというのもありますが・・・。
1人乗りカヤックであれば、ホビー社のカヤックを使っている方は多く、そのレビューは「考えられたカヤック、一度乗ると他の会社のカヤックは乗れない」と高く評価しています。
このレビューは、2人乗りカヤックにも充分に当てはまります。
1952年からフィッシングカヤックのパイオニアとして第一線で輝き続けてきただけあり、そこからくる信頼は絶大です。
避けた方が良い二人乗りカヤックの条件
2人乗りカヤックは、1人乗りカヤックよりも慎重にメーカーやスペックを吟味するべきです。
不安定なカヤックに2人も乗るわけですから。
中途半端な艇では不測の事態に遭遇しかねません。
なかでも以下は避けた方が良いでしょう。
インフレータブルカヤック
インフレータブルカヤックはポンプでエアを入れるタイプのカヤックで、比較的安価で購入できます。また、折りたためるので持ち運びが便利です。
が、メリットはこれだけです。
安全性の観点から見れば、これほど危険な乗り物はありません。
エアを入れる構造上、船体が破れてしまう不安はぬぐえないですし、衝撃吸収性と安定感にも問題があり、釣りには不向きです。
特にルアー釣りを主とする場合、釣り針で船体が破れてしまうリスクがあるので避けた方が良いでしょう。
サイズ:長さ4m、横幅80cm以下
長さは4メートル以上のものを選択するべきです。それ以下では、安定性が大きく損なわれます。幅もできるだけ長いものがよく、最低でも80cmは確保したいところです。それ以下は避けた方が良いでしょう。
耐荷重の余剰が30kg未満
耐荷重は30kgほど余裕があるものを選択するべきです。耐荷重がギリギリですと少しでも波をかぶると沈没してしまう可能性があります。
また、安定性も大きく損なわれます。
終わりに
2人乗りカヤックだからと言って、そこまで神経質になる必要はないのでは??
とおっしゃる方もいらっしゃいます・・・。
そのような意見も受け止めつつ、
よくよく考えなければならないことが「2人乗りである」という事です。
1人乗りカヤックでは、自分のことだけを考えていれば良いのですが、2人乗りカヤックはそうはいきません。
例えば、パートナーが急に後ろを振り向いた・・・とか、急に片側に重心を置いた・・・とか、自分が予期しないタイミングでバランスが崩れることがあります。
そうなると対応しきれません。
この対応しきれない問題をカヤックに解決してもらう必要があります。
購入した経験からお伝えさせていただくと、2人乗りのカヤックを購入する場合は、1人乗りカヤックとは別のものであることを十分に認識し、艇に関しては妥協しないことをお勧めします。
それが結果として、満足のいく買い物になり、末長く愛着を持って使用できるはずです。
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