2人乗りカヤックで1人乗りする時に気をつけたいこと

二人乗りカヤック 2人乗りカヤック

2人乗りカヤックでも、快適に1人乗りができることは以前のブログでお伝えして来ました。
では、その際に気をつけたほうがよいことはあるのでしょうか。
僕の愛艇、ホビーカヤックのミラージュコンパスデュオを例に紹介したいと思います。

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1人乗りするときにきをつけたほうが良い4つのこと

二人乗りカヤック
二人乗りカヤックを1人乗りで乗る際の仕様。フロントはフリースペース。リアに座ります。

水侵入防止カバーの取り付け

ミラージュオアシスには、ミラージュドライブ(足こぎ機)がフロントとリアに一箇所づつ装着できるようになっています。

1人乗りで使用する際には、リアにのみミラージュドライブを装着します。
よって、フロント部分のミラージュドライブを装着する穴には、何もない状態になります。

ミラージュドライブをセットする穴

この穴をそのままにしておくと、移動時や波が高い時に下から水が吹き出て来ます。
(水が吹き出ても艇に水が溜まるわけではありませんので、安全性に影響はありません)

それを防ぐために作られたのが、水侵入防止カバー(正式名称はわかりません)です。
このカバーは、艇を購入するときに付属される部品の一つで、下の写真のような形状をしています。

ミラージュドライブのセットする穴を塞ぐ部品(水侵入防止カバー)

これを、ミラージュドライブの代わりに装着することで、下から吹き上げてくる水の侵入を防ぐことができます。

ミラージュドライブの差込口カバー
ミラージュドライブをセットする穴に水侵入防止カバーを装着

先ほどもちらっと書きましたが、これをつけていなくても、沈むことはありません
しかし、ここから水が吹き出てくると気持ち的に不安になりますし、気になりますので、水侵入防止カバーの装着はお勧めします。

フロント部分を使用しないこと

1人でカヤックに乗るときには、リアに座ります。
すると、フロント部分が広く空いているので、なんでも詰め込めるような気になります。
そこで、日頃持っていくことができない道具をたくさん積み込みたくなりますが、これはやめた方が良いです。

理由は、1人乗りになると船体のフロント部分が少し浮くためです。

フロント部分が少し浮いていることで、走破性は高くなりますが、それと同時に波の影響を強く受けることになります。

連続した波に向かって進んでいく際に、波と波との間の落差で艇が跳ねます。
(これで沈したことはありません。)

よって、フロント部分にリーシュコードで繋いでいない荷物をたくさん積んでいると、艇が跳ねた時に、物が散乱しますので注意が必要です。

持ち運び

艇の長さが約4m、重さが40kgであるカヤックは、持ち運びが1人だと大変です。

特に、1人でカヤックを移動する時に、2人でカヤックを移動させる感覚を持っていると痛い目を見ます。2人だと難なくカヤックを運べていた階段や足場の悪い場所も、運べないなんて事もあります。

「出艇」「着艇」

フィッシングカヤックで沈する可能性が高いのが「出艇」「着艇」と言われています。

出艇は、波がなければ特に難しいことはありません。波が出ている時には注意が必要です。どのカヤックにも言えることですが、バウが波に対して平行になってしまう(横から波を受ける状態)とバランスを一気に崩します。とくに、2人乗りカヤックを1人乗りとして使用する場合、艇の後方に漕ぎ手が着座しているため、漕ぎ手とバウに距離(2mくらい)があり、パドリングでバウの方向を操作しようとしても、思いとおりにコントロールすることができません。

着艇は、カヤックが浜に乗り上げてから素早く降りてバウに移動し、波のこないところまでカヤックを引っ張る際に注意が必要です。二人乗りカヤックは着座位置とバウとの距離が2mくらい離れているので、1人乗りカヤックに比べ、バウに到達するまでに時間を要します。よって、着岸してからもたついていると次の波が来てしまい、波に飲み込まれてしまいます。二人乗りカヤックを1人で乗る際は、バウまで移動距離があることを十分に認識した上で着艇後の行動を心がける必要があります。

おまけ

立ち乗り

シットオンカヤックは、いわゆるシートに座るカヤックを指します。ミラージュコンパスデュオもシットオンカヤックのひとつです。
シットオンとは言うものの、ホビー社のカヤックは安定性が非常に高いので、立ち乗りをしてもバランスを崩して転覆してしまうことはありません。

2人乗りカヤック立ち乗り
二人乗りカヤックのリアに1人でたち乗りしている写真です、
2人乗りカヤックで立ち乗り
フルキャストをしてもバランスが崩れることはありません!

2人で艇に乗っているとどうしても、一方がバランスを崩したときに対応できないので、やりません。
1人乗りであれば、自分のバランスだけを考えていればよいので立ち乗りも気軽にできます。

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