2人乗りカヤックのスパンカーを自作してみた!!

フィッシングカヤック
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スパンカーを自作するにあたって

以前、カヤックの強敵「風」とうまく付き合う方法で紹介したスパンカーを自作しましたので、その艤装記録です。スパンカーの役割は、以下のページを参照してください!

艤装ポリシー

まず、僕の艤装ポリシーを紹介します。

カヤックを傷つけない!

例えば、穴を開けたり、削ったり、ですね。
現状復帰できない艤装はしないと決めています。

なぜなら、そこが脆くなるからです。(あと取り返しがつかないから笑)

お手本

数々のサイトを調べた結果、参考になるスパンカーがありました。

・シグナルキャットのスパンカー 値段:22,500円

ホビーカヤック販売|【シグナルキャット】|パーツ、部品
カヤックフィッシング ホビーカヤックパーツ

・海に浮かぶ院長:カヤック スパンカー 値段:不明

海に浮かぶ院長のカヤックスパンカーはブログでよく目にしました。
性能が高く、価格も良心的なようです。
が、価格は公表されていない?らしく調べる事ができませんでした。

スパンカーを作ってみる!

早速、スパンカーを作ってみたいと思います。

材料

まずは、材料調達です。
なるべく安く+簡単に済ませたかったので、骨格の材料はホームセンターで、帆の材料は生地屋で揃えられるモノにしました。

骨格部分

最近注目しているG-fun(https://g-fun.jp/)で作成することにしました。
G-funの回し者ではないですが、この商品のアイディアはGoodだと思います。
フレームと可動パーツなどを組み合わせました。
形が整ってさえいれば、パーツは何でもいいと思います。

布部分

布生地は 帆布 と ナイロン にしました。

帆布は、名前の通り、船の帆に使用する生地ですので、耐久性はばっちしです。
ただし、生地が厚いので乾きづらいこと、かさ張ることがネックです。

ナイロンは、乾きやすく軽いのがGoodです。また、風を通しにくいので適度な抵抗感がありGoodです!
しかし、耐久性がありません。どこかに引っかかってしまうと、繊維がそこからほどけてしまいます。

組み立て構想

考えなしで作ると、収集がつかなくなりますので、①支柱の設置箇所②帆の大きさ だけは考えておきました。

①支柱の設置箇所はクーラーボックスに

スパンカーの支柱はクーラーボックスに着脱できる形で設置することにしました。
これは、シグナルキャットさんが販売されているスパンカーからヒントを得ました。

本来は、カヤックへ直に支柱を設置する方が手っ取り早いですが、その場合はカヤックに穴を開けなければならないので、避けることにしました。

②風を受ける面積は控えめに

風を受ける面積を大きくすればするほど、スパンカーの効きは良くなると思われます。
しかし、スパンカーの効果が高すぎると、カヤックのコントロールが効かなくなります。
(左にいきたくてもいけない、右に行きたくてもいかれない・・・。常に風が吹く方向にカヤックが向いてしまう。まさに風見鳥状態。)
なので、大きくし過ぎないように意識しました。

それでも、試作品は風を受ける面積が大きかったようで、右に舵を切ってもなかなか曲がれず、大きなターンをする羽目になってしまいました。(これ、怖かったです。例えば、漁船等の引き波を船の横で受けないようにカヤックポジションを直そうとしても、なかなか直すことができないわけです。直そうと焦っている間にカヤックのお腹で引き波を受けてしまえば、最悪の場合、沈してしまいます。)

また、後からわかったことなのですが、スパンカーの効きは、風の抵抗を受ける部分の大きさのみで決まるものではありません。布の材質によっても効きが異なります。(今考えれば当然なのですが、作った当初はそこまで考えられなかった。)
帆布は風を通しやすく、ナイロンやビニールは風が通りにくいです。従って、スパンカーの効果は風を通しにくいナイロンやビニール素材の方が高かったです。
いろんな材質で試作品を作って比べてみると面白いかもしれませんね!

試作第一号の完成

試作第一号は、ビニールシートを適当に切り、形を整えました。
骨組みとの結合は、結束バンド(インシュロック)を使用しました。
これにより、ミシンを使用することがなくなり、時短になりました。

効果は、スパンカーのサイズが大きいことと、ビニールシートが風を通さないこともあり、効きすぎ感がありました。
しかし、サイズ感を掴めたので次の試作品に活かせました。

試作第二号

試作第一号ででは、スパンカーが効きすぎてしまっていたのでサイズダウンして、素材も帆布に変えましました。

ちなみに、帆布もビニールシート同様、何となく切り貼りして作ってみたら、布がピシッと張らないアクシンデントに見舞われました。布の方が作成が扱いが難しい・・・。

そこで、いらない紙を使って、型紙を作りました
型紙を作って、その形に布を切り、骨組みに当ててみました。
それでも、以下の3枚の写真のように、型紙を作って丁寧に作業しても、真ん中下あたりが弛んでしまっています。

ビニールシートよりも素材が柔らかいため、うまく張らないのかな??

その後、試行錯誤の上、弛みなく、布を張ることができました。
この工程が一番難しかった・・・。

最後の仕上げは、辺を縫い合わせて、骨格と布とを固定する部分にハトメを打ちました。
そして、骨格と布をインシュロックでとめて完成!!

どうでしょうか!?
なかなか完成度が高く仕上がったと思います!

試作第三号

帆の型紙ができたので、遊び半分で、小さい頃に使っていたビニールシートを加工しました。
夢の国の乗り物ですね笑

同じサイズでも、布よりもビニールのほうがスパンカーの効きは格段に高くなりました。
これは、これでいいかも!笑
(デザインがな・・・笑 子供は喜びそう。)

ちなみに、スパンカーは収納するとこんな感じです。
意外と、コンパクトにまとまります。

カヤックへの実装

今後の展望

風を受ける部分については、型紙ができたことで、量産できるようになりました。
これを強みに最適な面積を見つけたいと思っています。

動きたいときは「ッスー」と動けて、止まりたいときには「すうーっピタ」って感じを追求して行きます。

以下、2人乗りカヤックのスパンカーをアップグレード版しましたのでご覧ください!

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