2人乗りカヤックのカヤックカートをアップグレード!

フィッシングカヤック
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アップグレードを考えるに至った経緯

カヤックカートは、カヤックフィッシングの始まりと終わりです。(車⇆ビーチ)
そして、「カヤックカートを制する者は、カヤックフィッシングを制する」と言っても過言ではありません。

理由は、都内近郊の海は車でビーチに乗り入れられるポイントが、少ないからです。
ギンギラギンと太陽が照りつけ、コンクリートを触れば火傷しそうな暑い日、駐車場からビーチまで数百メートルの距離を、約50kgのカヤックを引いて歩くのは修行です。
帰りは、カヤックを漕ぎ倒して疲れた体に鞭打って運ぶわけです。苦行です。

写真は上越のポイント。ここは、ビーチまで車で乗り入れてOK。幸せなポイントですよね。

なぜ、急にそんなことを言いだしたかと言うと、理由があります。
以前自作したカヤックカートに不満が出てきたからです。(自作カヤックカートは下記を参照)

この自作品は、本家に勝るとも劣らない出来だと自画自賛しておりました。(しかも安価)
↓本家のカヤックカート。お値段は30,000-です。

Trax "2-30" Plug-In Kayak Cart
Built for hauling heavy loads across rugged terrain, the TRAX 2-30 is Hobie's highest capacity cart. Don't sacrifice extra tackle or that spare rod. Get your ka...

しかし、時が経つにつれて、カヤックカート自体が、重くて大きくて持ち運びに不便だと思うようになりました。(それ以外は完璧で、段差や砂浜もスイスイ進むことができる。)
そこで、もう一度カヤックカートを見直してみることにしました。

自作のカヤックカートの不満点

使用していて、不満を持った2点について紹介したいと思います。

大きくて重い

とにかく、大きくて重い。タイヤの大きさは、幅 91cm×奥行き 45cm×高さ 43cm(タイヤのみの大きさは直径約35cm)です。タイヤの重さは、約5.7kg (タイヤ1個 約2.1Kg * 2個 フレーム 約1.5kg)。
つまり、新聞紙を広げた大きさにスイカ1個分の重さといえばイメージがつきやすいでしょうか。
カヤックカートにカヤックを載せているときは、大きさも重さも全く気になりません。
むしろ、この大きさであるからこそ、楽にカートを引けています。

一方で、海の上でカヤックにカヤックカートを載せている時や、車の積み下ろしの際は気になります。

カヤックとの連結に一苦労

ホビーカヤックの特徴とも言える点です。
カヤックカートはカヤックの穴に差し込みます。

この小さい穴に、カヤックカートを差し込むのが大変なんです。
どのように差し込むかと言うと・・・、
カヤックの上に荷物が置いてある場合は、全て降ろします。(この時点でかなりだるい。)
次に、カヤックの裏側が自分の方へ向くように半回転させます。
カヤックの裏側が見えたら、穴にカヤックカートを挿入します。
あとは、カヤックカートを支点に、テコの原理を使い、上の写真のように起き上がらせます。
先ほど降ろした荷物をカヤックに乗せて、やっとこ移動です。
このように、カヤックカートとカヤックの連結がかなりだるいのです。

一方で穴に差し込まない方法もあります。(ホビーカヤックでなければ、この方法。)
穴に差し込まない方法は、シンプルです。
カヤックカート(台車)にカヤックを乗せて、紐で縛るだけです。
この方法は、シンプルでかつ簡単なのですが、欠点があります。
それは、カヤックが台車からずれてしまうことです。

カヤックの真ん中がボテッとしており、先端にかけてしぼんでいる形を想像すれば、ズレてしまう理由にも納得ですよね。

新しいカヤックカートを作製する

うまくいくかわからないので、自作のカヤックカートは、手をつけないことにしました。
代わりに、全く新しいカヤックカートを作製することにします。

では、全く新しいカヤックカートをどのように作製するか・・・。

カヤックカートのベースを探す

前回、自作した時のように1から作っても良いと思いましたが、労力がかかります。
そこで、カヤックカートのベースとなる商品をネットで検索しました。
すると、「カヤックカートH型」と言う物を見つけました。
値段も¥ 3,900-とお手頃価格。こちらをッポチっとしました。

カヤックカートのベース到着(H型ドーリー ノーパンクタイヤ)

カヤックカートベースが到着しました。(ベースというより、カヤックカートそのものなのですが笑)

ダンボールを開封すると・・・

中には、支柱が2本とタイヤが2輪入っていました。
造りが華奢なので、カヤックの移動に耐えられるか心配です。

不満点を改善するために「カヤックカートH型」をリメイク

「とにかく大きくて重い」を改善

「とにかく大きくて重い」に関しては、サイズ63cm 重さ2.4kg(タイヤ1個 約0.9Kg×2個 フレーム 約0.6kg)と、ノーマルの状態で改善されました。

「カヤックカートとカヤックの連結に一苦労」を改善

カヤックとの連結に一苦労に関してです。ここが難問です。
まずは、SNSで知り合ったカヤックフィッシングの先輩から知識を得て、イメージを作ります。
形にしたのがこちら。

まずは、穴を開けます。
穴を開けたところから、支柱の中にロープを通します。
ロープを通したら、穴の手前にコブを作り、ロープが抜けないようにします。
支柱の先についているキャップにも穴を開け、そこから支柱に通していたロープを通し、そのさき輪っかを作ります。
支柱にロープを通す時は、割り箸の先にアマダイ用の針を仕込んで、外に引き抜いていました。

ひとまずは、完成です。

【リメイク版】カヤックカート

試作品1

リメイク版カヤックカートが完成したので、早速試してみました。
準備するものは、カヤックカートとゴム製のロープです。

まず、カヤックカートの上にカヤックを乗せます。 次に、ゴム製のロープをカヤックカートの支柱をいれる穴に挿入します。 最後に穴からぶら下がっているゴム製のロープのひかっけ金具をカヤックカートの先端に付いている輪っかに引っ掛けます。そして、船体のお尻を持ち上げながらゴム製のロープを引き上げると・・・

カヤックカートが穴にはまります。

・・・・。

んー、無理やりはめた感がすごいですね・・・笑
これでは、カヤックの上に荷物が置いてあると、穴に差し込むのは難しそうですね。

もしかしたら、コツがつかめていないので、うまくいかないのかな?
と、さらに何回か試して見ます。

すると・・・・・

壊れてしまいました笑
これが、ビーチでなくてよかった・・・。

作り直しです。

改善点

・差し込むシャフトが長すぎる

動画を見ていると、シャフトが長く、カヤックの穴にうまく支柱が誘導されていないことがわかります。おそらく、シャフトが短ければ短いほど誘導しやすくなりますので、ギリギリまでカットする必要がありそうです。

・ゴム製のロープが長すぎる

ゴム製のロープを使用している理由は、ゴムの反発力を利用するためです。
この反発力を使い、スムーズに穴に誘導することができます。
すなわち、ゴムの反発力が活かされない長さでは、うまくいかないのです。
試作品1ではゴム製のロープが長く、かなり上にロープを引っ張らなくては穴に支柱が入らず、やりづらそうです。

・ロープと支柱の接触部分が弱い

ロープと支柱の接触抵抗は、キャップがはめ込まれているだけでした。
よって、支柱の先端にあるキャップに瞬間接着剤を塗ることで改善します。

試作品2

試作品1の改善点を踏まえて、試作品2です。

おお!
かなりスムーズにできました!
これであれば、カヤックの上に荷物が置かれていても安心です!

最後に

皆さんは、カヤックカートは何をお持ちですか?また、どんな方法で運搬していますか?

もし、もっと良い案があれば、ぜひ教えてください!

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