2人乗りカヤックのスパンカー(改良)&フィンキールを自作してみた!

フィッシングカヤック
スポンサーリンク

2人乗りカヤックのスパンカーを作成して半年。リニューアルしました!

2人乗りカヤックのスパンカーを自作してから半年が過ぎようとしています。自作だけあって、いろいろな所がガタツキ始めました。この機会に不満点を解消しつつリニューアルしようと思います。
スパンカーの自作記事は少ないため、詳細に記載していければと思います!
過去のスパンカーの記事は、https://officeworker-angler.com/2020/12/21/%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%92%e8%87%aa%e4%bd%9c%e3%81%99%e3%82%8b%ef%bc%81%ef%bc%81/こちらです!

ちなみにスパンカーの効果は、以下のサイトがGoodです。(以前僕もスパンカーについて記事を書きましたが、恥ずかしくて紹介できない笑)
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/life/enjoy/fishing/drift-fishing/spanker/

旧スパンカーの不満点

半年も使用すれば、不満点も出てきます。
とは言うものの、使えないレベルではありませんでしたので、自作クオリティとしては満足しています。
ただ、この機会に不満点を解消し、より使い勝手の良いスパンカーを作成できればと思うわけです!

骨格(支柱)の不満点

以下の図は、旧スパンカーです。
具体的にどの箇所が不満点であったかと言うと、AとBの箇所です。

支柱の形状(Aの部分)

まず、Aの部分についてです。
スパンカーの骨組みは、支柱(A)+支柱から枝分かれさせた下底2本+上底1本で構成されています。
支柱から枝分かれしている上底1本は、輪っかが付いていて、そこにロープを通し、支柱とつなげています。なぜ、このような構造にしたかと言うと、支柱から枝分かれしている上底1本を上げ下げすることで、スパンカーの開閉が可能になるからです。
しかし、この構造にしたことで、支柱の上部を支柱から枝分かれしている上底1本と平行になるように加工(曲げる)する必要が出てきました。
そこで、アルミ製の棒を曲げたところ、棒全体が歪んでしまいました。
また、曲線の棒は、収まりが悪く、持ち運びに不便でした。

支柱と枝分かれした棒の接続部分(Bの部分)

支柱と支柱から枝分かれさせた下底2本を接続していたのは、ビニールテープでした。そのため、ズレるわ、抜けるわ、で、なかなか扱いづらい出来栄えでした。
さらに、ビニールテープで接続していると、壊れたものを使っているようで、みっともない。

スパンカーをアップグレード!!

些細な不満点を解消すべく、イメージを膨らませました。

まずは、骨格の不満点を解消すべく、支柱を1本から2本構成に変更しました。
設計図では、135°と記載されている部分ですね。
実際は、下の写真のように、接合部品を使用して繋ぎました。

この繋ぎ方であれば、遠征時は接合部分を外せばコンパクトになります。
持ち運ぶ際もコンパクトになりますので、荷物になりません。

次に、支柱と支柱から枝分かれさせた下底2本の接続をビニールテープからGーFunの接合部品に変更しました。下の写真では分かりずらいと思いますが・・・。

こんな感じで、アップグレードされました。
見た目に関しては、かなりGoodだと思います。

アップグレード版スパンカーを実装!!

どーん!!

いかがでしょうか。
見た目は、だいぶ良くなりました。

が、しかし・・・

全く風に立たない・・・笑

面白いほどに、スパンカーの効きが悪かったのです・・・。

もはや、つけていないのと同じレベル。

そこで、原因を考えてみました。

新たな問題点

アップグレートしたスパンカーですが、本来の役割を全く果たしてくれないという、オチが待っていました。そこで、原因を考えました。

横滑り

カヤックのお腹に風を受けたときに、特に効きが悪かったことから、スパンカーとミラージュドライブの距離が短いのでは??と考えました。
ホビーカヤックでスパンカーが効果を発揮できる理由は、ミラージュドライブが海中に刺さっており、これがカヤックの横ずれを防いでくれるからなんですね。
(ちなみに、ジギングでワンピッチジャークしてもカヤックがくるくるしないのもミラージュドライブのおかげです。)

さて、スパンカーとミラージュドライブの距離を遠くしたいのですが、ミラージュドライブの位置は決まってしまっているので、遠くすることができません。

そこで、フィンキールを作ってみることにしました!
フィンキールとは、ボートの前方部、喫水以下の所に水の抵抗を受けるための張り出しの部分のことです。あえて船首に波の抗力を増やしてやることでスパンカーの効きをよくしてくれる効果があります。

カヤックの喫水以下の所に張り出し部分を追加するのは無理なので、2人乗りカヤックの前方座席のミラージュドライブを差し込む所にフィンキールと同じ効果を発揮する抵抗ぶつを海中に入れることで問題を解決することにしました。
フィンキールの参考サイト
https://www.suyama-marine.com/ment.cgi?contents_id=18
https://www.suyama-marine.com/ment.cgi?contents_id=58#:~:text=%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%A7%E8%A8%80%E3%81%86%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AB,%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

フィンキールを艤装する

ただ、カヤック本体に穴を開けたり、直接何かを装着することは艤装ポリシーに反することになるためできません。そこで、ミラージュドライブを差し込まないときに浸水防止のために使用するカバー(灰色のもの)を活用できないか考えました。
そこで、カバーとフィンを組み合わせることにしました。

偽装過程

1.カバーの他にカヤックに使用するラダーを用意しました。その上でラダーの取り付け部分がカバーの幅に収まるように調整をしました。

2.カバーとラダーをドッキングします。

なかなか、かっこいい!!笑

実際に装着してみるといい感じ!

ミラージュドライブのようにキックアップ機構にしてみました笑

終わりに

みなさんいかがでしたか?
艤装するのは、カヤックフィッシングの楽しみの一つでもあります。
カヤックを偽装することは手間暇がかかることですが、その時間も楽しく、また時間をかければかけるほど愛着が湧いてくるものです。

この記事がカヤックフィッシングを楽しまれている方の参考になれば幸いです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました