昨年の今頃から、試行錯誤を繰り返してきたカヤックの自作スパンカーが遂に完成しました。試作品を作ること・・・、もう数えてないですが(笑)
とにかく、完成まで長かったです。
今回は、総まとめ編として、記事にしました。
スパンカーを自作しようと思った経緯
カヤックを購入した当初は、カヤックは風に流されるもので、仕方がないことだと思っていました。
とはいうものの、風に流されると、釣りにならず・・・。
何とかならないかと、ネットサーフィンしていると「スパンカー」という聞きなれない単語と出会いました。「スパンカー」を調べていくと、風見鳥のように風を受け流す機構があれば、常に風上を向くことができるようになり、なれてくるとホバリングができるということを知りました。
こりゃすごい!!と、思い購入しようとすると・・・・
そもそも、購入できるお店?が2箇所しかないことがわかりました。
1箇所目がシグナルキャット(http://www.signal-cat.com/parts.html)、二箇所目が海に浮かぶ院長(https://intyou.naturum.ne.jp/)のN式スパンカーです。
※N式スパンカーについては、現在も販売しているかはわかりません。
で、スパンカーの購入を検討するも、値段の高さに唖然・・・笑
シグナルキャトで販売されている価格で25,000円・・・。
いい竿が一本買えてしまいます。
そこで、まずは自作してみよう!と思い至ったわけです!
https://officeworker-angler.com/2020/10/11/%e3%82%ab%e3%83%a4%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e5%bc%b7%e6%95%b5%e3%80%8c%e9%a2%a8%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%86%e3%81%be%e3%81%8f%e4%bb%98%e3%81%8d%e5%90%88%e3%81%86%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%80%9c%ef%bc%92-2/
スパンカーを自作するも失敗・・・。風に立たない
早速、見よう見まねでスパンカーを作成してみました。
が・・・。風に立たない。
で、試作品を作っては・・・
作り直し・・・
作っては・・・
作り直し・・・笑
作っては・・・
作り直し・・・
で、スパンカーが効かない理由は、スパンカーの形状だけでないことに気づき始めたのです。
2人乗りカヤック特有の問題
2人乗りカヤックは、ミラージュドライブを設置する場所が後方よりのため、ミラージュドライブとスパンカーの距離が他の足こぎカヤックよりも短いのです。
そのため※、船首に風が当たるとミラージュドライブを中心として、くるくる回転してしまうのです(アウトバックやパスポートはミラージュドライブと船首の距離が短いため、ミラージュドライブが抵抗になり回転はしません)
※なぜ、スパンカーを艤装するとカヤックが風上に向くかというと、ミラージュドライブが水中で抵抗となり横滑りを抑える+スパンカーが風を切るためなんです。
そこで、考えたのが1人で乗る時に使用するフィンキールでした。
https://officeworker-angler.com/2021/04/29/2%e4%ba%ba%e4%b9%97%e3%82%8a%e3%82%ab%e3%83%a4%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%92%e8%87%aa%e4%bd%9c%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%81%9f%ef%bc%81%e6%94%b9/
そして、完成
フィンキールも作成し、スパンカーの効果が発揮される環境が整いました。
そして、ついに集大成。
スパンカー部分もリニューアルし、1年に及ぶ開発期間を経て・・・
少し、スパンカーのサイズを大きくし、素材を帆布からビニール素材に変更しました。
さらに風をたくさん受けられるように、15cmほど背丈を高くしました。
さらに、持ち運びしやすいようにコンパクトにしました。
結局、試作を繰り返したので、材料費等々でシグナルキャットのスパンカー価格を超えてしまった感はありますが・・・(笑)
ただ、艤装は自分で考えて形にするから楽しい!ということで・・・
プライスレス!笑
と、いうことで・・・
完成!!!!
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