「JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)」は、落水した時に任意の人に落水したことを通知してくれるシステムです。
新たな安全装備の一つとして価値のある商品だと思いますので、紹介(レビュー)したいと思います。
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)の概要
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)はスマホにダウンロードした「アプリケーション」と「JM-Safety落水検知ユニット」で構成されています。
アプリケーションは無料で、「JM-Safety落水検知ユニット」は〈3,960円(税込)+関東¥550〉です。よって、かかる費用は「JM-Safety落水検知ユニット」代の¥4,510 です。
本題のJM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)はどんな仕事をしてくれるのか?という点について説明します。JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)は、オレンジ色の「JM-Safety落水検知ユニット」が落水を感知したら、周囲のアプリユーザーと希望の通知先へ、落水したこと(落水した場所とともに)を通知してくれます。その他にも機能がありますが、カヤックをやる方やオフショアジギングを楽しむ方は、上記の機能さえ把握していれば十分でしょう。
「JM-Safety落水検知ユニット」の紹介
キーホールダーサイズ(60 mm×43mm × 21mm)で軽量、可愛いらしいデザインです。
僕は、ライフジャケットの背中に装着しています。小さくて軽量なので、邪魔だと感じたことはありません。
購入してみての(レビュー)
突然ですが、僕は29歳独身です。
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)を購入して、気がついたことがあります。
それは、通知する人がいない・・・笑
そうなんです。
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)は、落水した際に周囲のアプリユーザーや、希望の通知先へ、僕が落水したことを知らせてくれます。
僕のように、独り身で通知する人がいない場合、希望の通知先を誰にすれば良いのか悩むことになります。購入する前に、通知する人を探しておくことをお勧めします(笑)
(自己保身しておくと結婚はしていませんが、彼女はいますので・・・通知先は彼女にしました。)
前置きは、ここら辺にして購入してみて気がついた点を記事にします。
落水が通知されるだけでは、何の意味もない
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)は、落水した際に、周囲のアプリユーザーや希望の通知先へ通知してくれるだけのシステムです。このシステムが、落水した自分を助けてくれるわけではありません。この手の商品を買うと、安心を買った気になります。落水したら誰かが助けてくれると思いこみがちです。違います。このシステムは落水したことを通知してくれるだけです。
だからこそ、通知を受け取る側に「落水した旨の通知を受信した際に、どのような行動を取ってもらいたいのか」伝えておくことが重要です。
僕は、希望の通知先に登録している彼女に次のことを伝えました。
釣りに行くときは、必ず言います。もし、釣りに行くと言った日に、JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)から僕が落水した旨の通知を受信したら、10分間待ってください。10分間待っても音沙汰がなければ、海上保安庁あるいは消防に連絡してください。
彼女は、海で釣りをしたことがありません(もちろん、カヤックフィッシングも)。そんな彼女が、JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)から「彼氏が落水した」という通知を受信したら驚くでしょう。そして、どうすればいいのかわからずパニックになるはずです。
なので、僕は彼女に前述のことを伝えました。
なぜ、通知が来てから10分間待ってもらうかというと、落水しても再乗艇できることがあるからです。再乗艇でき、彼女に連絡できる状況にあれば、海上保安庁にレスキューしてもらう必要はないからです。
スマホの依存度が高い
JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)はスマホへの依存度が高すぎます。
まず初めに「JM-Safety落水検知ユニット」はスマホとブルートゥースで接続されている状態でないと機能しません。次にスマホが電波を受信できる状態でないと機能しません(圏外だと使えない)。最後にアプリがスマホの電力を消費します。
つまるところ、スマホが使えなければ(圏外、紛失、充電切れ含めて)このシステムも使えないということです。
おもちゃの域をでない
個人的な見解としては、JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)はおもちゃの域を出ません。
もし、本当にご自身の命を守るために装備を導入したいのであれば「ACR (エーシーアール) ResQLink View」という個人で使う救難信号発信機の一択でしょう。
終わりに
僕たちが勘違いしてはいけないのは、JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)というシステムは万能ではないということ。そして、あくまでもおもちゃの域を出ないこと。ないよりもあったほうがいいとは思いますが、「JM-Safety(ジェイマリン・セーフティ)を持っているから安心!」と、過信してはいけないと思いました。
コメント