現在、ジギングで使用しているベイトリールは、オシアジガーです。オシアジガーはシマノのジギングリールで最高ランクです。僕が言うまでもありませんが最高のリールです。
では、なぜ最高ランクのオシアジガーを所有していながら、グラップラー 151HGを購入したのか。まずは、その理由を説明したいと思います。
シマノ 21グラップラー 151HG購入の動機
①オシアジガーはハイスペックすぎる
僕は、カヤックで海に出るときにジギングをします。水深は〜100mが最も多く、〜200mまで行くのは稀です(本当は〜200mにたくさん行きたいのですが、天候等で行けず・・・)。狙う魚種は、特定しておらず、その日釣れそうな魚を釣ります。
と、初心者丸出し感で釣りをしています。
そんな釣りスタイルですと、オシアジガーのスペックに見合う釣りをしていないな・・・と感じることが多いです。例えば、釣りをする水深。オシアジガーの糸巻き量のスペックは、PE2号で500mです。僕が釣りをする水深は〜100mなので、巻いてあるラインの1/5しか使用できていないことになります。
それだけではありません。釣れる魚のサイズが小さすぎて優秀なドラグのお世話になったことがない・・・。僕が今までで釣り上げた最大魚は70cmのワラサ・・・。しかも、その時のリールは、オシアジガーではありませんでした。オシアジガーで釣った最大魚は、40cmのウッカリカサゴ。
全て使用者が悪いのですが、スペックと釣り内容がマッチしていない感が否めません。
②カヤックフィッシングとの相性が悪い
カヤックは、沈する前提(沈したくないけど)の乗り物です。沈した時は、だいたいタックルを痛めます。ロッドであれば高確率で紛失あるいは折れます。リールは海水と砂がリール内部まで侵食し、オーバーホール行き(あるいは助からない)です。
沈はしたくないですけど、カヤックに乗っている以上、必ず沈します。だからこそ、タックルは「なるべく安く抑える」という考え方を持った方が良いのかもしれません。
オシアジガーの価格は40,000円ほど。グラップラーだったら15,000円。サラリーマンアングラーであれば25,000円の差は大きいです。
※僕は、海況が良い時しか海に出ませんが、それでも過去に1回沈しています。
③重さが気になる
最近、カヤックフィッシングのタックルで重要だと思うことが「タックルは軽ければ軽いほどいい」です。何故なら、腕が疲れるからです。遊漁船のように立って釣りをする場合、全身を使ってタックルを支えることができます。一方で、カヤックフィッシングのように常に座って釣りをする場合、タックルの重みを腕のみで受け止めることになります。オシアジガーの自重は、405g(ジャガイモ約3個分)です。一日中、ジャガイモ3個を腕だけで支えることを想像してみてください。意外ときつそうじゃないですか?
後継機種の条件
上記の理由から最高ランクのリールを買い替えることにしたわけです。
さて、次の問題は、どのジギングリールにするかです。ジギングリールは、世にたくさん出ていますので。まずは、どんな条件のリールが欲しいのか検討してみました。
軽いのが良い!
価格は、2万以下がいい!
メーカーは、シマノがいい!
上述の条件で絞ったところ、次の4機種になりました。
・グラップラー BB
スピニングロッド、ベイトロッド共に、グラップラーBBシリーズです。値段が安いのに、性能が高く、購入する度に満足しています。候補の中でも自重が最軽量です。ロッドに続き、リールも!第一候補です。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
200HG | 7.2 | 5.5 | 185 | 34/22 | 1-440,1.5-290,2-200 | 77 | 51 | 4/1 | 15,800円 |
201HG | 7.2 | 5.5 | 185 | 34/22 | 1-440,1.5-290,2-200 | 77 | 51 | 4/1 | 15,800円 |
・グラップラー CT
カウンター機能にフォールレバーを搭載と盛りだくさんな機種。ギア比(ギア比とは、ハンドル1回転あたりにスプールが何回転するかを数値で表したものです。ギア比7=スプール7回転)は、候補の中で一番高いです。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
150XG | 8.1 | 5 | 255 | 32/22 | 0.8- 400/1.0-330/1.5-200 | 81 | 60 | 5/1 | 29,900円 |
151XG | 8.1 | 5 | 255 | 32/22 | 0.8- 400/1.0-330/1.5-200 | 81 | 60 | 5/1 | 29,900円 |
・グラップラー301HG
PE3号-250mの大容量、ギア比6.2の巻上げは使い手やスタイルを選ばず、ライトジギングからディープの鯛ラバ、スロー系ジギングまで幅広く対応。このリールひとつあれば、中深海から浅場まで対応可能です。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
300HG | 6.2 | 7 | 325 | 43/25 | 2-380,3-250 ,4-190 | 84 | 70 | 5/1 | 35,700円 |
301HG | 6.2 | 7 | 325 | 43/25 | 2-380,3-250 ,4-190 | 84 | 70 | 5/1 | 35,700円 |
・グラップラー151HG
SLJ用に開発された機種です。中層に浮いている魚にもアプローチできるようにフォールレバーを搭載しています。SLJは細いラインを使用することになるため、細いラインでもラインブレイクしないようにレベルワインドが連動してラインを放出してくれます。SLJ用に開発された機種とはいえ、ライトジギングにも十分に対応できるパワーと機能が詰まっています。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) | 商品コード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
150HG | 7.8 | 4 | 205 | 32/22 | 0.8-400,1-330,1.5-200 | 78 | 51 | 8/1 | 31,500円 | 043498 |
151HG | 7.8 | 4 | 205 | 32/22 | 0.8-400,1-330,1.5-200 | 78 | 51 | 8/1 | 31,500円 | 043504 |
4機種からグラップラー151HGを選択したワケ
先ほども少し触れましたが、リールに求めた条件は、3つでした。
- 軽いのがいい
- 価格は2万以下
- メーカーはシマノがいい
3つ目の条件は、ただの好み&ピックアップの段階で絞っているので・・・w
1つ目と2つ目の条件と、さらに気になる点をいくつかピックアップして比較してみました。
グラップラー BB | グラップラー CT | グラップラー301HG | グラップラー151HG | |
重量 | 185 | 255 | 325 | 205 |
価格(アマゾン価格) | 10,400 | 21,532 | 26,100 | 21,542 |
ギア比 | 7.2 | 8.1 | 6.2 | 7.8 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 77 | 81 | 84 | 78 |
その他 | ・カウンター ・フォールレバー | PE3号-250mの大容量 | ・フォールレバー |
4機種の機能を比較したときに、次の2機種は除外しました。まずひとつ目の機種がグラップラー301HGです。理由はオシアジガーとスペックが被ってくるためです(オシアジガー持っていない人は、グラップラー301HGはかなり魅力的な機種だと思います。オシアジガーより重量が軽いし、糸巻き量もそれなり。)。あと、予算オーバー。次の機種がグラップラーCTです。理由は、カウンターが必要ないためです。
上記の2機種を除外すると、残るはグラップラーBBとグラップラー151HGになります。
フォールレバー試してみたい!!
という理由だけで、グラップラー151HGにしましたw
予算は少しオーバーですが、ナチュラムで21,438円でしたのでポイントなどを駆使しして、なんとか20,000以内で収めました。
グラップラー 151HG レビュー(インプレ)
何回か使用してみてのレビュー(インプレ)というか使用した感想を述べさせてもらいます。
パーミングが気持ちいい!!
バサーがジギンガーになって、リールについて思うことがリールがデカくてしっくりこない。
手のひらに収まらず、なんか不安定。リールを手で包み込んであげたいw
グラップラー151HGは、ちゃんと手で包み込んであげられる大きさ。
手に馴染みます。
サミングもしやすいです。
フォールレバー
フォールレバーを使いたいがために、このリールを購入したと言っても過言ではありません。そんなフォールレバーですが、実際に使ってみての感想としては
かなり良い!!
レビューを見ると、フォールレバーは指でサミングすれば良いからいらないという方もいますが、僕はあっても良い機能だと思いました。
その理由は2つあります。
まずひとつ目が、フォールスピードの再現性と微調整が可能であること。フォールレバーが一番効果を発揮するときは、魚がなかなか釣れない時かなーと、思います。魚がなかなか釣れないときは、食い渋っている時だと思います。そのような時はジグのフォールスピードを調整してあげると口を使う時があります。そのフォールスピードを指の感覚だけで制御するよりも、フォールレバーによって制御する方が再現性が高く、微調整が可能となります(もっと言うと、フォールレバー+指の感覚でさらに微調整ができる。)。
ふたつ目が、ジグの自然な着底→コンマ数秒でジグを動かすことができる点です。ジグを投下した瞬間からスプールの糸ふけだけをみておき、着底したのが確認できたのと同時に巻き始めることができます。指でのサミングだと、着底の瞬間少し強めにサミング(バックラッシュを避けるため)をした後、巻き始めることになります。そのため、巻き始めも遅くなりますし、着底の瞬間にジグのフォールスピードが変わってしまい魚に違和感を与えます。
根魚は、フォールと着底からいかに早くジグを違和感なく動かせるかが釣果に大きな影響を及ぼします。その点で、フォールレバーの恩恵は大きいと思います。
ドラグは安定のシマノクオリティ
僕が説明するまでもないと思いますが、シマノのドラグは優秀です。
魚がかかったときに、ドラグ音が出るのも嬉しいですね。
巻き心地は滑らか
巻き心地も滑らかです。巻いていることに違和感を感じません。
ジグも120gを巻きましたが、十分に対応できていました。
パワー不足??
他のレビューを見ていますと、パワー不足も指摘されていますが・・・
僕の釣りスタイルであれば、パワー不足を感じることは今のところありません。
(小さい魚しか釣れないし・・・)
パワー不足に感じるような魚を釣りたい!!
おわりに
ジギングリールは、さまざまな種類があるので悩みますよね。
購入のポイントは、「どんな釣りをしたいか」だと思います。
自分のフィッシングスタイルに合う最高の道具を見つけてください!!
ちなみに、グラップラー151HGにセッティングしているロッドは↓です。このロッドもかなりいですよ!お勧めです1
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