3年前から葉山の海に通い始めました。ここ最近、魚種を絞って釣りが展開できるほどにポイントを熟知してきました。そろそろ、3年分の情報をテーマ別に記事したいと思い、
①葉山の駐車場情報
②青物攻略法
をお伝えしてきました。
そして3回目となる今回は、
「手漕ぎボート釣りエリアの攻略法(キス編)」
とさせていただきました。
青物と同じく、これからハイシーズンに突入します。
その前に、攻略法を公開し、皆さんの釣果upに貢献できたらと思っております!
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキスが釣れる3つの厳選ポイント
手漕ぎボート釣りエリアでキスが釣れる厳選ポイントを3つご紹介します。それぞれのポイントは季節によって釣れ方が異なります。5月あたりから①で釣れはじめ、海水温上昇と比例して②・③のポイントでよく釣れるようになります。特に6・7・8月は②・③の広範囲でよく釣れます。それでは、各ポイントについて詳細に解説していきます。
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキスが釣れる3つのポイント~その①~
僕が把握しているポイントの中では、もっともはやくキス釣りが開幕するポイントです。まずは、ポイントの紹介から。その後、なぜこのポイントが最も早くキス釣りが開幕するポイントと考えるのか紹介します。
ポイントの紹介
このポイントは良い条件が3つそろっています。
1.深場に隣接している
深場とは、黄色円と、赤いライン(10m)以深を指します。ちなみに黄色円内は、漁船等の通り道になっているので、それなりに深い(10~15m?)と思っています(危ないので実際の水深は図っていません)。
2.葉山港に隣接している
港内は、港外の影響を受けずらく、濁りや急激な水温変化を嫌うキスにとっては居心地の良い場所となります。
3.浅場への駆け上がりが存在すること
魚は、浅場に上がってくるときに海中にある障害物を経由します。この障害物とは、ゴミや木あるいは地形の変化を指します。このポイントは、駆け上がりになっていることや海中にテトラポッドや岩礁があることからキスの通り道に(深場から浅場への)なっているのです。
なぜ、キス釣り開幕先駆けポイントなのか
結論から言うと、越冬場所(水深10mと上図の黄色線内)に隣接しているポイントだと考えているからです。このように考察すると、「キスの越冬ポイントは、海水温が安定している水深50m程度の深場であって、このポイントでは水深が浅すぎるのではないか」という意見が出てきます。しかし、相模湾の海面水温(下表)を見てみると、最低海水温でも14度であることがわかります。ここで、キスの最適温を考えてみると14℃~28℃です。つまり、冬でもある程度水温が安定する水深(10~20m)であれば、越冬が可能であると考えられます。
以上のことより、水深10m程度で越冬したキスが浅場にあがってくる通り道がこのポイントであると考えているため、キス釣り開幕先駆けポイントではないかと思っているのです。
ちなみに、このポイントを足掛かりに浅場に上がってきたキスは、森戸海岸方面あるいは葉山港内の浅場に移動していくのではないかと考えています。
参考までに下記の記事は、4月23日の記事です。この日は、水深8mで反応がありました。まだまだ浅場に上がりきっていなかったのでしょう。大きい魚ほど季節進行が速いといわれていますが、まさにこの日はサイズが良いキスばかり釣れました。
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキスが釣れる3つのポイント~その②~
6月あたりから広範囲に渡って釣れるエリアになります。
特に、護岸エリアの前(オレンジ枠線内)は、砂地と岩礁地帯が入り混じっており、キスがつきやすいポイントが点在しています。
おすすめの釣り方は、流し釣りです。アンカーを落とさず、風や潮の流れを利用して釣りをすると釣果upにつながります。ただし、流すスピードが速すぎるとキスが餌を追えませんので、アリが這うようなスピードで流してあげることが肝要です。
また、釣れないときは2つのことを意識すると釣果upにつながります。
まず一つ目が「一か所で粘らない」ということです。広範囲を探ってみてください。そして、1匹つれたら、その近くを丁寧に探ってみてください。
二つ目が、水温に応じて探る水深を変えるということです。キスは、海水温が25度を超えると涼しい深場へ移動します。8月~9月上旬は、海水温がかなり上昇しますので、すこし沖で釣りをしてみてください。
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキスが釣れる3つのポイント~その③~
このポイントは、森戸川から豊富な養分が流れてくるため(青い矢印方向から)水草が育ちやすい環境です。そのため、産卵するキス(キスは水草がある場所で産卵します。)が6月~9月にかけて集まりやすい場所です。
このポイントで意識することは、水草が生えている場所を探すことです。
補足説明ですが、このポイントは水深が1~3mと浅いです。そのため、夏は海水温が上昇しやすいポイントです。海水温が25度以上になっているようであれば深場を狙うのが良いでしょう。
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキスを釣るためのタックルについて
正直、なんでもOKです。ただ、仕掛けと餌はこだわった方が釣果upします。
針編
この針は、めっちゃいいです。3本鈎仕様なので、どの針に魚が食いついたかで、魚の状況がわかります。魚の状況がわかると、その後の狙いも定まってきます。また、逆付けケイムラ・ラメ糸が適度なアピールとなり、遠くから魚を呼んでくれるようです。これは、お勧めです。
ちなみに、針がたくさん付いている商品もありますが、初心者の方やカヤックフィッシングでキス釣りをする場合はお勧めしません。理由としては、扱いづらいからです。絡まって大変ですよ!
錘編
錘は、これ一択です。めっちゃお勧めです。サーフもカヤックフィッシングもこの錘があれば十分です。
この錘の良いところは、2つ。
ひとつ目が根がかりしづらいことです。根掛かりは時間ロスになりますし、モチベーションが低下します。
ふたつ目が仕掛けがふわふわ浮く構造になっていることです。キスは動くものに反応します。仕掛けがボトム(海底)にべったりついて動かないよりも、適度に漂って動いている方が食いが良いです。
餌
ゴカイが一番釣れます。ただ、気持ち悪いので・・・、僕はゴカイとマルキュー(MARUKYU) パワーミニイソメを併用しています。併用すると餌代がうきますし、気持ち悪いゴカイを触る機会も少ないのでおすすめです。
釣果に、そこまで違いがない様に思います。
【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキス釣果upの極意
いかがでしたか?最後に【葉山】手漕ぎボート釣りエリアでキス釣果upのための極意を1つお伝えして終わりにしたいと思います。
キスがいる場所で釣りをすること
当たり前のことを言ってすみません。
ただ、意外と多くの人がキスがいなさそうな場所で釣りをしています(とくにボート釣りでは)。
ぜひ、上述のポイントを参考に2つのポイントを意識しつつ、キスがいる場所で釣りをしてみてはどうでしょうか!?
①海水温からキスがいそうな水深をみつける
②地形の変化(岩礁・藻・駆け上がり)をみつける
これから最盛期突入のキス釣り!
この記事が釣果upにつながれば嬉しいです!!
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